私が松田のマヨネーズを使い始めたのは、今から3~4年前になります。
なんとなく、自然食品店で購入した松田のマヨネーズですが、今ではその味の虜に。
ドレッシングは、ほぼ市販で買わずに自分で作って済ませる私ですが
マヨネーズは絶対に、松田のマヨネーズじゃなければ!と思っているので
自分で作る気持ちはサラっサラありません。
私を虜にする松田のマヨネーズの美味しさの秘密は、
とことんこだわり抜いたその原材料と、ここまでたどり着くまでに乗り越えてこられた、苦難の賜物でもあるようです。
今日は、そんな松田のマヨネーズについてまとめた、
”松田のマヨネーズは、マヨネーズ界のNo.1!絶品の秘密は、こだわりの製法にあり。”
というお話。
松田のマヨネーズが”マヨネーズ”と呼ばれるまで。
松田のマヨネーズは、味は正真正銘のマヨネーズなのですが”マヨネーズ”を名乗ることができない時期がありました。
松田優正社長
松田のマヨネーズを販売している会社、”ななくさの郷”の社長さんは、松田優正さん。
松田社長のご出身は、岩手県遠野市だそうです。
ご実家が農家で、小さいころから身近に畑があり、植物が好きな松田社長は畑で盆栽を育てたりしていたんだとか。
3人兄弟の末っ子さんで、会社員として就職しましたが長続きせず。
その後、30歳で独立して自然食品関係の仕事に携わるようになって30年が経つとのことでした。
植物好きと言い、もともとから自然がお好きだったのでしょうね。
マヨネーズ製造のきっかけ
そもそも、”自然食品店の社長さんが、なぜオリジナルのマヨネーズを?”
と思いますよね。
どうやら、マヨネーズを販売することになったのは、ひょんなことがきっかけのようで。
松田社長が営む自然食品店と契約していた卵農家さんがいらっしゃるのですが、
その卵農家さんが育てる卵が多量に余っていて、余った卵がもったいないので何か使い道はないか、と考えた末に思いついたのが”マヨネーズ作り”でした。
始めは、松田社長も初心者でいらっしゃったので”家庭で手作り”のような規模だったそうですが、松田社長のこだわりは素晴らしい。
商品化をするものには、徹底的にこだわります。
素材は言うことなしの、安心安全な材料!
社長のこだわり
松田社長が、あるインタビューに応えられている映像では、社長の商品への想いが語られていました。
”素材が良くないと、いいものができない”
そんな思いで、松田のマヨネーズは作られています。
松田社長は、自然のものをそのまま食べるほうが、味が一番よくわかると考えていらっしゃるので、化学調味料は一切使いません。
マヨネーズの味が出しゃばると野菜などの素材の味が消えてしまうので、素材の味を邪魔しないように作っているのだそう。
現代人は、刺激が強いものを食べる人も増えている。
そんな現代でも、素材そのもののやさしい味を大切に残していきたいという、社長の強い想いが”松田のマヨネーズ”という商品の中に、みっちりギュウギュウに詰まっています。
社長がこだわりぬいた素材を知ると、味の深みに納得です。
松田のマヨネーズの原材料
松田のマヨネーズは、原材料のひとつひとつに手抜きがありません。
圧搾絞りなたね油
使用する油は、米澤製油のなたね油。
油の素となるなたねは、オーストラリア産で非遺伝子組み換えのものです。
一般的に、市販で販売されているサラダ油の中には油を抽出するときに「ヘキサン」と呼ばれる化学薬品などを使って抽出するものが多いのです。
このヘキサンがまたやっかいなもので、いわゆる石油系の物質。
石油系なので、プラスチックとかそういったものと考えていただいてもいいと思います。
そういった化学物質(ヘキサンだけでなく他にも使っている化学薬品があります)を使用して油を抽出すると、精油されたものの中に化学薬品が残っているそう。
松田のマヨネーズに使用されている米澤製油のなたね油は、
化学薬品・化学合成物質を一切使用しないという強いこだわりがあるんです。
卵
有精卵を産む環境で、毎日オスメスが自由に元気に走り回っている鶏の卵です。
飼育方法はもちろん平飼いで、飼料に遺伝子組み換えのものは一切使用していません。(とうもろこし、大豆)
しかも、松田のマヨネーズの製造過程で卵を割るのは、ひとつひとつすべて人の手。
人が卵を割ることで、卵の黄身の色や卵の状態をひとつひとつ確認することができるからなんだとか。
材料へのこだわりもさることながら、その材料に思いを込めて丁寧に扱う製法も魅力的ですよね。
純リンゴ酢
松田のマヨネーズに使われる酢は、純リンゴ酢。
リンゴは、オーストラリア産のオーガニックリンゴで、凍らせた果汁が日本へ届くそうです。
そのリンゴ果汁をリンゴ酢へと変身させるのは、海外からも認められるような安心な商品を世に送る内堀醸造さん。
内堀醸造では、まずはりんご果汁を発酵させてリンゴ酒を作り、それにアルコールを加えずに酢酸発酵させて純リンゴ酢ができあがります。
塩
塩は、伊豆大島で日本の伝統的な自然製塩法で海水を濃縮して作られた、ミネラルをバランスよく含む「海の精」を使用。
香辛料
使用されている香辛料のうちマスタードは、からし菜種100%を粉末にしたものです。
一般的には、辛味だけを抽出した味が多く用いられていますが、
松田のマヨネーズで使用されているマスタードは、からし菜種ごと100%使用。
またその他、胡椒とショウガはオーガニック、ニンニクは国産だそう。
蜂蜜
松田のマヨネーズには、精製された白砂糖は使用されていません。
代わりに、松田社長のこだわりで蜂蜜を使用しています。
この蜂蜜の産地については、情報がなかったので松田のマヨネーズさんに電話で問い合わせて確認してみました。
結果、オーストラリアのカンガルー島で採れる、オーガニック蜂蜜だそうです。
「ほうほう、さすがここまできてもさらにこだわりを見せてくれますのね!」
と、カンガルー島のオーガニックというフレーズに感動したのに加えて、
電話対応の方の対応の良さにまた感動。
蜂蜜の産地を聞く私に対して、快く即答で産地を教えてくださった女性の方。
ますます松田のマヨネーズのファンになったわ。
しかし。
ここにきてこの蜂蜜が、冒頭の「松田のマヨネーズがマヨネーズと呼ばれるまで。」という目次に大きく関係してきます。
蜂蜜入りは、マヨネーズではない
松田のマヨネーズは、ずっと「マヨネーズ」として18年間販売されていましたが2003年、突如、農林水産消費技術センター(農水省監督下の独立行政法人)が、
JAS法(日本農林規格)の表示 基準不適合という指摘をしてくるという危機に面します。
砂糖入りはOK、蜂蜜入りはダメ
JASのマヨネーズ規格には”砂糖は許可 蜂蜜は許可していません”という決まりがあったそうです。
この規約を破ったままマヨネーズを販売することは違反になるので、多額の罰金もしくは5年以下の懲役を下されます。
てか絶対おかしいやろーー!
砂糖ではなく、身体に優しい無農薬の蜂蜜をコストをかけて準備して、
それを使うマヨネーズは認められずに砂糖はオッケーってどういうこと!
仕方なく、松田のマヨネーズは「松田のマヨネーズタイプ」という名称に変更して販売することを余儀なくされます。原材料は何も変わらずに。
一般的などのマヨネーズよりも、一番ちゃんとした”マヨネーズ”やのにーー!!
しかし!お偉いさんが決めた妙な決まりごとに負けてはいられません。
そんな私の気持ちを代弁してくれるかのように、
当時の松田のマヨネーズ愛好家・愛用者の方々は立ち上がりました。
署名運動で勝利!
立ち上がった愛好家たちは、松田のマヨネーズを守るべく
「松田のマヨネーズは、マヨネーズだ!!」
という訴えを起こし、署名を集めます。
全国の松田のマヨネーズファンたちがその運動に賛同し、3200を超える署名が集まりました。
その結果、JAS規格の再審議が行われ(5年間は再審議しないと言っていたJASをも動かした)
その3200以上の熱い思いが届き、松田のマヨネーズタイプは晴れて
”松田のマヨネーズ”という名前を取り戻したのです(^^)
こういった困難を乗り越えて、今もなお多くの方に支持される松田のマヨネーズは
販売域もどんどん広がっている様子。
我が家の近くのコープでは多くの利用者さんの希望により、松田のマヨネーズの店頭販売が開始されました。
本当に、愛されてます。
困難を超えた味は絶品
松田のマヨネーズの味は、まずはそのものだけでひと舐めぺろりと食べると
味の良さがよーくわかります。
あの、マヨネーズ独特のツンとした酸味はなく
でも物足りないわけではない。
深く甘く、どんな野菜にも合って、野菜そのものの味を壊しません。
松田のマヨネーズで作るポテトサラダも、スパゲティサラダも、タルタルソースも
私は大好きです。
一回使うと、やみつきになりますよ(^^)
まとめ
今日は、
”松田のマヨネーズは、マヨネーズ界のNo.1!絶品の秘密は、こだわりの製法にあり。”
という、松田のマヨネーズ大好きな私の想いを込めた記事でした。
最後、松田社長のお言葉をそのままお借りして。
私の大好きな言葉です。
何を自然だと思うか?
出来るだけ、手を加えない。
余分なものは加えない。
出来るだけ、昔からの作り方をそのままやっているのが
自然なのではないか。
手間はかかるけど、時間もかけてつくるのが自然だと思う。
無理をしない。
自然にまかせる。
作物でも、鶏の生きている環境にしても、醗酵にしても。
コメント
KIRAさん、初めまして。
マコといいます。いつも記事の更新を楽しみに拝見しています。
大好きな松田のマヨネーズの話題に、ついついコメントしてしまいました(笑)松田のマヨネーズ、美味しいですよね!我が家も大好きで、子供にも安心して使えるので常に冷蔵庫に用意しています。(甘口です)そして、松田のマヨネーズの歴史にも驚き…。あの美味しさの裏側の苦労や困難を知り、ますます好きになりました。教えて下さってありがとうございます。
KIRAさんは、ドレッシングは手作りとのことですが、ケチャップやお好みソース類も手作りで作られているのですか?作り方やオススメなどがあれば教えていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。
マコさん、こんにちは!初めまして。
いつも、サイトを訪問してくださりありがとうございます(^^)励みになります。
松田のマヨネーズは、甘口と辛口があるので使い分けができるのも素晴らしいですよね!確かに、味覚に敏感な子供さんは特に、あの美味しさを大人よりもさらに感じているかもしれませんね。
ケチャップやソース系についてですが、手作りではありません(゚∀゚)笑 ただ、いつも決まったメーカーのものしか買わないので(安心安全で美味しいもの)、また次回の記事で詳しくまとめさせてもらいます(^^)/良かったら、そちらを読んでみていただけたら嬉しいです。
マコさんから頂いたコメントについても、次回の記事に記載させていただいてもかまいませんでしょうか?
KIRAさん、お返事ありがとうございます!
次回の記事にしていただけるとのこと、よろしくお願いいたします☺
楽しみにしています♪
(コメント、私ので良かったら使ってください(*’ω’*))
マコさん、ありがとうございます(^^)
kiraさん、こんにちは。
アツい記事、ありがとうございます!
マヨネーズの記事を読んで鳥肌立つとは思いませんでした笑。
いつも摂取してて非常に良いことはわかっていましたが、ここまでのこだわりとは知りませんでした!
記事にしていただき、ありがとうございます。
松田マヨネーズのようなケチャップがあればな~と探しているのですが、
なかなか見つからず。
もし良さげなものをご存知でしたらお教えいただけるとありがたいです!
ten様
コメントくださり、ありがとうございます!
KIRAです。
お返事が大変遅くなり、ごめんなさい。
松田のマヨネーズの記事、共感くださりとっても嬉しいです!!
調べ始めたらとことん知りたくなる性格で(笑)、私自身知れば知るほど松田のマヨネーズが大好きになりました。
これぞ、消費者のことを第一に考えてくださっている素晴らしい会社だと思います。
ケチャップは、もしかしたらもうご覧になられたかもしれませんが、私が使用しているおすすめケチャップを記事にしています。
https://shizentokurashi.com/hikarisyokuhin/
光食品という会社ですが、ケチャップのほかにも様々な調味料を提供されていて、どの商品もこだわりがあり美味しいですよー!
是非お試しなさってみてください(^^♪
KIRA
[…] 運営されています。 松田マヨネーズと言えば知る人ぞ知る無添加マヨネーズです。材料にとことんこだわり抜いた逸品です。 参考:松田マヨネーズ⇒https://shizentokurashi.com/matsudanomayone-zu/ […]